会期
2020.6.4(木)6(土)
会長
森崎 浩慶應義塾大学医学部 麻酔学教室教授
会場
神戸ポートピアホテル / 神戸国際展示場 / 神戸国際会議場
MENU

会長挨拶

第67回日本麻酔科学会年次学術集会の開催にあたって

会長 : 森崎 浩
(慶應義塾大学医学部麻酔学 教授)

日本麻酔科学会第67回年次学術集会会長を務めます慶應義塾大学医学部麻酔学教室の森崎浩です。年次学術集会を開催させて頂くにあたりご挨拶申し上げます。

第67回年次学術集会は2020年6月4日(木曜)~6日(土曜)の3日間、神戸での開催を予定しています。申し上げるまでもなく、2020年は東京オリンピック・パラリンピック開催年となり、スポーツを通じた国際交流が全国各地において盛り上がることと存じます。世界最高レベルのスポーツを目の当たりにして、我々が素晴らしいと感じる想像を超える“技”“精神力”あるいは“チームプレー”は必ずしもスポーツに限定されたものではありません。専門職として日頃の研鑽を通じ、より質の高い医療を提供している麻酔科医にとっても極めて重要な3要素であると考えています。日常診療においては、金・銀・銅のメダルや順位を競う必要はないものの、我々麻酔科医も学術集会という研鑽の場において、これらの素養を研ぎ澄ます必要があることには違いありません。

本学術集会のテーマを『近未来社会における麻酔科学(Anesthesiology in Futuristic Society)』とさせて頂きました。昨今、関連領域医学や工学を含む周辺領域の著しい発展に伴う手術適応年齢の高齢化が一段と進み、全身麻酔を必要とする手術件数は増加し続けています。また医の根源でもある慢性痛の治療を必要とする患者数増加やより高度な集中治療による急性期重症患者の救命率向上等、我が国の麻酔科医が果たすべき役割は一段と拡大し、留まる様相を見せていません。一方、人工知能(Artificial Intelligence)が人類の知能を超える転換点シンギュラリティとその後の世界の変化に対し、大きな期待と不安が世間では渦巻き始めています。医療界においてもビッグデータ解析や画像診断等に加え、例えば人工知能を搭載する全脳型あるいは特化型ロボット等の技術革新を“より安心して”“より安全に”麻酔科医が担う医療に展開することも、日本麻酔科学会として真剣に取り組むべき時期に来ていると考えています。

現在、学術集会実行委員会において会員の皆様のご期待に応える企画を各領域で吟味し、年次学術集会の開催に向け鋭意準備を進めているところです。日常業務に多忙な日々をお過ごしのことと存じますが、来る2020年6月4日より3日間は神戸に集い、本学術集会での議論を通じて麻酔科医としての素養を大いに研ぎ澄まして頂ける機会となるよう祈念しています。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。